『仮面をはずせ』

2006年11月13日に書きました『仮面をはずせ』です。
https://www.dailymotion.com/video/x6nyfr5

歌詞は
https://mojim.com/twy113165x17x5.htm
に紹介されています。
この『仮面をはずせ』は、
河島英五さんが考える人間像を唄った歌です。

「自分を抑えてみたり　人をあざむいてみたり
大人になるってことは　裏切りを重ねること
あの人　よい人だと　よばれるために　
みせかけだけの自分を　とりつくろって
かぶり続けた仮面を　仮面をはずせ」

仮面をはずしても　よい人だと
よばれたいものですが、難しいですね。
しかし、裏切り重ね大人になりたくはない。

「ゆがんだ豊かさでは　孤独な人をすくえない
みせかけの心では　貧しい国と語れない
片手に鎖をかくし　片手にパンを持ち
あの国よい国だと　よばれるために
かぶり続けた仮面を　仮面をはずせ」

どこの国のことをいっているのか？
「ゆがんだ豊かさ」って、どんな『豊かさ』だろうか？
真の『豊かさ』とは、何か?

2005年12月05日に書きました『忘れもの』にも
『豊かさ』が出てきます。

頂いたコメント

Re:『仮面をはずせ』マタヤン(マタリロ)さん
ハンネはマタヤンが多いのでこちらで…
年輩の方なら『時代遅れ』に違和感あるかも?
美徳感の違いとかあるかもね私もどちらかと云うと古いﾀｲﾌﾟの人間ですよ
一応柔軟な思考をこころがけてますがね
『仮面』…幾つもの仮面を持ち合わせてますね…
というか一種の『役者』『俳優』かも知れません
家庭でのよき夫､会社でのよき社員､外ではよき友人と云う具合にですね
それでは又お邪魔します(2006年11月14日 12時47分34秒)

Re:『仮面をはずせ』ムラさん
この唄を初めてコンサートで聴いた時、その歌詞に衝撃を受けたことが、今も鮮明に頭の中に残っています。それまで（文明以前の）アルバム等で知っていたほとんどの唄と、歌詞のイメージが異なっていたからです。
確か『スタジオパークからこんにちは』の中で、若い頃反体制的な唄ばかり唄っていたと話されていたので、ある一面、英五さんらしい唄と言えるのではないでしょうか。
うまく表現できませんが、最後の♪仮面をは～ずせ～　の“は～”ところで、アルバムとは異なる伸ばし方で唄わることも結構ありました。いつか集いで唄いたいですね。
(2006年11月18日 11時25分32秒)

Re[1]:『仮面をはずせ』(11/13) ＠たれぱんだ＠さん
ムラさん、解説ありがとうございます。

＞若い頃反体制的な唄ばかり唄っていたと話されていた

この他に反体制的な唄は、どんな唄でしょうか？
『人間の祖先』は、純粋に人間のあるべき行動を求めているのでしょうか？
いつか、書こうと思いますが、『モサクどんの運動会』は、何かの比喩なのかなと感じています。
(2006年11月18日 12時02分05秒)

Re:『仮面をはずせ』ムラさん
たれぱんださん、こんにちは

反体制的という表現はあまり適していなかったかもしれませんが、「足並みをそろえて」「腐敗」「いつか戦争が」「抵抗」等でしょうか。
『ベストファイル』の巻末にある直筆歌詞集にも、「出発Ｉ」（カットされた3番）等少しありますね。

「モサクどんの運動会」は、1980年発表ですが、旧ソ連のアフガン侵攻に端を発した、モスクワ五輪ボイコットの件を風刺しています。（モサク＝モスクワ、アメサク＝アメリカ）
(2006年11月19日 20時32分25秒)

『仮面をはずせ』 Eigo Forever!さん
この歌を聴いていると、
失われつつある【人の心の豊かさ】と、
増えすぎて溢れている【物質的な豊かさ】が、
同居している、今の世の中を感じます。

この曲を収録している
アルバム【文明】シリーズがリリースされたのは、
１９８０年の事でしたよね。

１９８０年から、もう四半世紀以上が経過しています。
当時と現在とでは、世界情勢も刻々と変化していますが、
体裁よく取り繕う様な、見せ掛けだけの豊かさは、
１９８０年当時も、２００６年現在も、
まるで変わっていない様で、悲しく思います。(2006年11月27日 14時56分53秒)

Re:『仮面をはずせ』(11/13) ＠たれぱんだ＠さん
Eigo Forever!さん　

＞見せ掛けだけの豊かさは、
＞１９８０年当時も、２００６年現在も、
＞まるで変わっていない様で、悲しく思います。

バブルの時もバブルが崩壊しても、
日本は豊かなはずなのに、
豊かに思えないのは、
やはり、本当の豊かさがないのでしょうね。
(2006年11月27日 20時20分34秒)